(第一部は、コチラから!)

2月15日(土) 晴れ

さぁ、12時!
第2部スタート!

「皆さん!こんにちは!」
西監督の元気な声で、会場内も一気に期待が高まります!
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廊下には、中先生、井上先生方がスタンバイ。
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先生方入場!
中先生
日本空手協会の中と申します!
今日は、皆さんと楽しくやっていきたいと思います!
よろしくお願いいたします!
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井上先生
こんにちは!
少林寺拳法連盟の井上です!
今日は、よろしくお願いします!
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西監督
中先生、井上先生、午前中、盛り上がりましたよね。
前回のイベントの時よりも皆さんがノッて来たというか、準備してきたというか。
相変わらず、井上先生が“暴走機関車”のように技を繰り出されるので(笑)
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井上先生は、家でも夜中にフッと立ち上がって、こうやったりとかするんですか?

井上先生
日常がコレが業務なんで。
大体日常は、(技のことなどを)考えてます。
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西監督
中先生は、夜中に奥さんに、オマエ、ちょっと構えろって、やってるらしいじゃないですか?(会場笑)

中先生
ああ、ハイ、ハイ(笑)
娘も女房もいつも逃げてます、もうヤダって。(会場笑)

西監督
娘さんも奥さんも空手やってても嫌でしょ、夜中に気づきがあったって!(笑)

まぁ、この少林寺拳法のビデオも第2弾なんですが、中先生、完成作品を見て、もっとこうすれば良かったとか、いかがでしたか?

中先生
いや、もういっぱいあり過ぎて!
驚愕の連続ですよ!もう笑いしか出ないんですね!
自分が考える前に、体で感じて!
自分が想像してる以上のことですので、もうリアクションが笑うしかないっていう。
本当に、驚愕の世界です!

西監督
井上先生も完成したものをご覧になって、いかがでした?

井上先生
いや、自分がやっているのを見るのが中々無いから、改めて見ると恥ずかしいんですね。
西監督言われるように、どんどんどんどん自分のペースでやっちゃうっていうか(笑)

西監督
今回の作品は、作り手としては、中達也という人にも井上弘という人にも最初があった。
白帯を締めた時の初めての思い出、大変だったこと、憧れていた先生。
初めて、総本部、総本山に行った時のこととか。
それは、きっと二人だけのものではなく、皆さんも一緒だし。
続けて来た中で、悩んだこともあったし、止めようと思ったこともあるかもしれないし。
多分、だからこれは皆一緒なんだよっていうのが、僕の中ではあって。

その中で、新井庸弘先生と井上先生の若きの思い出、写真なんかもDVDにあって。
あれは、いつ頃のものなんですか?

井上先生
いつだったかなぁ、総本山に入ってすぐくらいだったとは思うんですけどね。
ちょうどCGを柔法の研究に使おうということになって、私が新井先生の相手になったんですね。
それで新井先生に投げられる感覚も分かって。
大学の少林寺拳法部から総本山に入ることになった時に、この先生に習えって言われてたのが新井先生だったんですよ。
今も研修会で本部にお邪魔する時には、新井先生に電話して、ぜひ事務所に来てくださいって。
それは、私が30分でも40分でも新井先生に習いたいから。
だから、大変お世話になってるというか、今もそんな感じですよね。
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西監督
中先生は、井上先生にとっての新井先生みたいな、今でも教えてくださいよー!っていう先生はいらっしゃいます?

中先生
勿論いますし、総本部に私以外に25名指導員がいますので、それぞれ皆さん、凄いですから。
指導員稽古しながらも動きを見て、気づきがあったりとかですね。
あと、その人が指導すると、その人が今注目してること、やってることが分かるんですよ。
そういう上の先生から指導してもらって、こういうところに注意してるんだなぁとか、習うことはいっぱいありますよ。
毎日学びですね。

西監督
今回のDVDっていうのは、少林寺拳法以外の武道、格闘技の人たちも見られてるようなんですが。
お二人のところにも、感想、反響などは来てますか?

中先生
国内もそうなんですけれど、特に海外ですね。
海外の人たちは、少林寺拳法に対する興味だったのが、憧れになって来てます。
少林寺拳法、こんなに凄かったのかと。
今、凄く評価が高まってます。
で、(空手から)少林寺拳法の方に行きたいという人が増えて来てまして・・・(笑)

井上先生
少林寺拳法の中で研修会なんかに行くと、中先生にお会いしたい。
技を体験したい、どんな方ですかということを聞かれることが多いんで。
ひょっとしたら、空手の方に流れるんじゃないかって・・・(会場笑)
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西監督
僕、「黒帯ワールド」で撮影してて思うのは、中先生がいろんな先生のところに行って。
特に、少林寺拳法のところに行って、やたら痛がるじゃないですか。
イテテテテテ!スゴイ!スゴイ!イテテテテテテテ!って(笑)
いや、でも、普通に考えたらですよ。
一つの巨大な組織の総本部の師範と呼ばれて空手界で尊敬されてる人が、他のところに行って、イテテテテ!コレヤバイですよ!って。
そう言えちゃうっていうのは、普通じゃないですよね。

中先生
頭で考える前に、体で反応してスゲー!イテテテ!でも楽しい!って!
体がワクワクしちゃうっていう。
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西監督
そこが凄いですよね。
そこが「黒帯ワールド」の魅力っていうか。
普通だったら、相手が凄い技を体験しても、でもウチではですねぇって(場内爆笑)

人間って、これが普通なんですよ。
これが一般的ですよ。
でも、中先生、ないですよね、そういうのって。

中先生
今、気づきました!(場内爆笑)

井上先生
大概、対抗するいうのは、自分に自信が無いから。
中先生は、自信があるんですね。
自信があるのと謙虚が、一体化されてるというのか。
それが、私、本当の武道家だと思ってるし。
自信の中に、そういう謙虚さという柔らかさが出て来る。
中先生を見て、真の武道家と思ってますけど。

中先生
いや、もう楽しいんですね。

西監督
中先生、本当にいつも笑顔に見えますが・・・。
たまに、違う一面が出てくることがありますよね?

中先生
そんなことないですよ!

西監督
大体、拓大の人から電話がかかって来るとですねぇ。
オラァ!みたいな、突然、巻き舌になって(場内爆笑)

中先生
そんなことないですよ!(場内爆笑)
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西監督
拓大時代の話は、まぁ、別途ということで(笑)

お二人は、ちょうど世代的に近い。
若い頃は格闘技ブームもあった中で、少林寺拳法、空手を続けて来られた訳ですけれど。
それぞれ、空手、少林寺拳法と出会った時のことを覚えていらっしゃいます?

中先生
僕は、中学時代は野球部だったんですけど、そこで空手に出会いまして。
野球部の練習の時に、後輩にミット持たせて蹴ってたり(笑)
全てが、空手に変わってしまってですね。

西監督
野球のミット!?

中先生
そうです。野球のミット持たせて(会場爆笑)
それだけの魅力がありましたねぇ。

西監督
中先生が空手を始めたきっかけというのは、漫画とか映画とか・・・?

中先生
僕は、始めてからそっちに興味を持って。
母から勧められたんですけど、野球が好きだったんで、ヤル気無かったんですね。
で、弟が始めまして、帰って来ると型を見せたりするんですよ。
それ見てて、なんか面白そうだなぁと。
そういうのが、きっかけですね、ひとつの。ハイ。
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西監督
白帯締めて始めた時は・・・。

中先生
まだ覚えてますよ!その雰囲気だとか!
最初は、ホワ~ンとして分かんないんですよ。
何カ月かして、こうなってたのかと分かる訳ですよ。
まだ覚えてますねぇ、緊張して行ったのを。

西監督
井上先生は、少林寺拳法が最初だったんですか?

井上先生
え~っと、自分ら子供の頃は「空手バカ一代」とかあって、漫画の影響があったですね。
それと、あとは、ブルース・リーの「燃えよドラゴン」!
高校時代だったですかね、影響があって。
その時、空手に興味を持ってたんですけど、(映画の中で)ブルース・リーが少林寺拳法とか言ってたんですよね。
それで、友達が少林寺拳法をやってるいうことが分かって、道場の門をくぐるいうことになったんですね。
それが、高校1年生の時だったですね。
それ以来ずっと、少林寺拳法をやらせてもらってるいうことですね。
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西監督
最初、道場に行った日のこととか覚えてます?

井上先生
ああ、そうですね、帯の結び方から先生に教えてもらってですね。
一番私にとって新鮮だったのは、道衣を着て。
あの当時は、3級から始まって、茶帯なんですね。
3級取って茶帯を締めた時に、変わったと帯が!
あれは、黒帯になった時よりも今考えれば、自分にとって一番の新鮮さを・・・。

中先生
そうそう!私もそうですねぇ!
僕、6級で緑帯になったの、凄く覚えてます!
まだ覚えてます!一緒です!ハイ。
嬉しかったですねぇ。

井上先生
嬉しかったですよ。
ホント、鏡見ながら、茶帯ですけど。
今でも覚えてます、そこは。

西監督
最初のスタートは、皆、一緒ってことですよね。

それで将来、まさか“暴走機関車”のようになるとはねぇ(場内爆笑)
その頃は、思ってなかったですよねぇ。

その頃は、中先生から言えば総本部の、井上先生から言えば総本山の先生方っていうのは、雲の上ですよね。
どんなイメージでした?

中先生
僕、元々和道流だったんですね。和道会から始めたんですよ。
違う流派だったんですけれど。
僕ら始めた頃は「空手バカ一代」だとか「地上最強のカラテ」だとかですね。
それから「四角いジャングル」!
とにかく、ちょうど我々の時、格闘技ブームだったんですね。
僕、若い頃ですから憧れますよね。
和道流やりながら、ちょっと物足りなさとか感じてたんですけれど。
ああいうのやりたいなって。

その頃、日本空手協会、ちょっと特殊な存在で。
で、その時に、空手協会の試合をたまたま見に行きまして。
チケットもらって、見に行ったんですね。
そしたら、物凄い訳ですよ!
殺伐とした雰囲気の中に、一発で倒すような、ピリッとしたものがあって。
それで、コレをやってみたいなと。

話を聞いてるうちに、日本空手協会の研修生制度ってあるんですけど。
そこは、昔あった「タイガーマスク」の「虎の穴」って(笑)
物凄い恐いとこだって!聞いてたもんですからね。
まさか、行くとは思わなかったですけど(場内笑)
確かに入ったら、凄かったですけど。
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西監督
どうですか、最近の若い、空手家というか研修生の人たちは?

中先生
いや、それは頑張ってますよ!(笑)

西監督
今は、日本空手協会も殺伐としてないじゃないですか。

中先生
いや、そうですね。
昔は、やっつけて、やっつけて、やっつけて、そこから這い上がって来たヤツだけ残すみたいな。
今は、全員育てようって考えですから。
もう、それは全く違いますよね。

西監督
僕が日本空手協会の全国大会を見に行ったのは、この10年くらいですけど。
世の中に、こんな危険なルールがあるのかって思いましたね。
当てちゃいけないはずなのに、ガーン!っていってダーン!と倒れて。
反則と思ったら、一本って。
ええ!?中先生、アレ当たってますよねって言ったら、ハイ、押忍!みたいな(笑)
ビックリしましたね!

そういう中で、ずっとやって来て。
で、今、優しく育ててるわけですよね。

中先生
ええ!勿論そうですよ!

西監督
総本部では優しく。

中先生
そうです!ハイ!

西監督
押忍!

中先生
押忍!(場内爆笑)
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西監督
井上先生は、若い頃の井上先生から見た総本山は、どんなイメージでした?

井上先生
大学1年生の時、その時ちょうど、開祖が亡くなった年になるんですけど。
1980年の3月、本部合宿に初めて1年生の時に行って。
その時、いわゆる山門衆、本部の先生、皆、お坊さんだった、がいたんですけど。
その先生方が凄かったんですよ、技が!
若手で、まぁ、二十五、六くらいの人がいっぱいいてですね。
それが凄かったんで、出来たら本部に入りたいなって、1年生の時に思ったんですね。
で、卒業するくらいになって、皆、就職活動してる時には、自分は本部に入りたいって監督に言って。
それで入るようになって。
入ったら、新井先生もいるし、いろんな人がいたんで。
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一番最初は、掃除ですよね、作務。
大学合宿が終わってですから、4月に入ったら一カ月間ずっと掃除ですよ。
館内をずっと掃除したり、まぁ、広いですからね。
今日はあそこ、今日は下足場って、それを拭け~言って。
ほとんど一カ月間、掃除ですよ。
それから仕事をやって、それから技を教えてもらえるっていう・・・。
だから最初は、技は一切教えてもらってないと、そんな感じだったですね。

西監督
総本山って、今もそうなんですか?

井上先生
今は、まぁ、多分、業務の方が主体になってると思うんで。
まぁ、勿論、掃除もやりますけど。
道場も、本部の道場もあって、週何回か練習もやって、それは普通にやってるとは思うんですけど。
昔ほどではないと思いますけど。
まぁ、極端だったですね、掃除をずっとさせられたり。
少林寺拳法がまだ大きくない、これから大きくなっていくような段階だったんで。

修行生から本部職員というか、仕事の方に関わるようになって。
ちょうど私が入った頃が、そういう節目というか、変わるところだったですね。
だから私が入った時には、作務も掃除もするし、交代で夜中から朝方までコンピューターのデータ打ちだとかですね。
ようやく、コンピューターが入った時期で。

西監督
中先生、空手と少林寺拳法の大きな違いというと、空手って元々沖縄から来た流れってあるじゃないですか。
いろんな流派があって。
でも、少林寺拳法って、約70年前に一人の人間が作ったっていうのが、全然違いますよね。

中先生
ですから、第1作、第2作で、お邪魔して先生方にいろんな技を見せていただいたんですけども。
私も段々、年取って来て、宗道臣先生と同じような年代・・・。
もっと若かった訳ですよね、教本を書いたっていうのが。
私もいろんなことしてますけど、一代であれだけの技術体系を作り上げったっていうのが、本当に驚愕ですね!
同じ人間としても信じられないくらいの感覚ですねぇ。
稽古体系、指導体系、全てを体系づけたんですもんねぇ。
それで、皆さん、今でも成長出来るっていう。
それが、物凄いですねぇ。

井上先生
科目表もあって、読本もある、教範もある。
それで勉強して試験を受ければ、勿論、学課もあれば、技術もあれば、もっと高段者になれば、面接もある。
事前に、レポートも出さねばならない。
やっぱりうちは、思想が大事になって来るんで。

開祖は、人づくりということで、技術は一つの餌だよって、こう言われてる訳ですね。
ただ、餌だと言われても人を集めるためには、美味しい食べ物でなければならないから。
美味しそうな技術でなければいけないから。
しかも食べたら栄養があるものでないと、餌にはならないですね。
だから、開祖が人集めの餌だって言いつつ、これを食べることにより、成長もするし、人の徳にもなるし。
その上で、ちゃんとした思想があるということで。
私は、思想も大事だし、人集めの技術、これこそが自分自身を高めるために、というように思っているんですけれど。

西監督
それが、おっしゃる通りだと思うんですね。
この素晴らしい技術があるからこそ、皆、やってみたい、あんなこと出来るんだって、人が集まって来て。
始めてみたら、実はこういう教えがあるとかこんな言葉を聴いたとか。
その入り口に、ワオ!っていうのが無いと、人は集まって来ないですもんね。
だから、この今回DVDも正直、技凄いな!技凄いな!って見てるんだけど。
3時間見終わると、なんか心に染みるなってものがあるといいな・・・って作ったんですけど。

じゃぁ、まずはですね、先生のこのDVDで見せていただいた技術を実演というか、皆さんの目の前で見せてもらいたいと思うんですが。

まずは、井上先生から。
相手が突いて来たのを・・・・!
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傷つけずに制圧!
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次々と!
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中先生も・・・!
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受けで相手を虚にして効かせる!
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井上先生も相手を虚にする受けを。
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【質問&リクエストコーナー】

●中先生の相手に察知させない突きや手刀を体験したいのですが・・・。

中先生
普通にいくと・・・。
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受けられちゃうんですよ。
(質問者の方、何度も見事に!)
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この(相手の反応した時の)ピクッを消さなきゃいけないんですよ。
狙う心があるから、相手が反応するんですよ。
だから狙う心を消す、体の中を使う。
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すると・・・。
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●少林寺拳法では昔、開祖が八光流など他の武術も研究されたと聞いています。
 今も他武道の研究はされているのでしょうか?

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井上先生
私個人としては、研究はしますよ。
研究はしますけど、取り入れることはしないのと。
私が足を固めたのを見て、プロレスのアキレス腱固めですかって(笑)
分かんないですよ、私は少林寺拳法の技を取り入れただけであって。
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丸々何かを取り入れただとかは・・・。
ただ研究のためには、見せてはもらっていますけど。
私が合気を使っただとか、気を使っただとかは一切・・・。
いろんな武道の先生の技を見て、自分の体を通して・・・それは大事なことだと思いますよ。
私自身は、これが合気なんですよとか、気なんですよと言ったことは、一切無いんで。
ところが、周りが合気ですか?と言って来ることはあるんですけれど。
それに対して、僕は(合気は)知りませんと言いますけど。

●私、40年以上やって来て足腰がガタガタになって来てるんです。
 そういうことに対しての対処法や考え方があれば、お聞かせいただきたいです。

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中先生
僕は、特別怪我したことは無いんですけど、骨格に合った体の使い方だとか、伸筋、屈筋の切り替えだとか。
なるべく無理の出ないように、自然に出るようなことだけは研究しています。

井上先生
自分は、出来るだけ下半身は動けるようにしなければ・・・。それでも固まったりするんで。
だから、私は、ダンスとかはしたことないんですが、ステップ踏むんですね、こう。
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それを(相手に)合わせながらこう・・・(川島先生相手に素早い連続動作)
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これが技になるんですよ、こう、こんな状態で。
(まるでブルース・リーのフットワーク、ハイスピード版!?)
そうすると、足が上手く使えるようになって来る。
そん中で、パッと蹴りが出来たりだとか。
だから、動く練習。柔らかくしていくいうこと。

●井上先生の手首を持ったら全身を固められるというのを体験させてください。

片手で掴んでも・・・!
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両手で掴んでも・・・!
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何が起こってるかは、見てだけは理解不能!
やられた本人にしか分からない!?

西監督
固められたいと言った時の顔が、もうジェットコースターに乗る時の顔(場内爆笑)

●少林寺拳法をやってる者なんですけれど、中先生の追い突きをぜひ!

中先生
さっきもやったんですけど、人間って、肩が動くと、シルエットが動くと、すぐ反応されちゃうんですよ。
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もう一つは、床を蹴るという武道で一番嫌う、床を蹴ると、ここでもう反応しちゃうんですね。
ですから、どうしてもこういう動きって、分かっちゃう。

じゃなくって、この正中線・・・。
自分の前足、手、自分の正中線、これを一体化させて、相手に合わせる。
と同時に、蹴るんじゃなくて、自然にこうスッと入る。
抜くようなイメージで、鉄騎のイメージ。
このままスッと入る。
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そうすると、これは・・・。
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!!!!!!
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嬉しそう!
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西監督
追い突き系の人が、沢山いるようなんですけど。
お一人ずつ呼んでると大変なので、並んでいただいて・・・。

次の方・・・。
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たちまち、追い突き待ちの行列が!!!!WWWWW
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追い突き!
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刻み突きバージョンも!
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中心を取られたのがお分かりになって、嫌な感じですと!
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上段かと思ったら、まさかの中段!
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このリアクション!
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こちらも中段!
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上段!
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こちらの方は、体の伸縮を体験ご希望。
中丹田を緩めるだけで・・・!
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でも、上段を突く時は、反対に中丹田を広げる。
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そうすると・・・!
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さらに、追い突きも!
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この方も「正中線とダブルでお願いします」
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西監督
ほぼハーゲンダッツみたいなことに!
ダブルで、これとこれでって!(場内大爆笑)
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正中線。
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そして、それを使って追い突き!
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こちらも「ダブル」で!WWWW
正中線。
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そして、追い突き!
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西監督
追い突きを求めて並ぶ人たち(笑)

中先生
いじめてる訳じゃない(笑)

西監督
ありがとうございました!

でも、これ不思議だなと思ったのは、目の前にいる人たちが変わったって感じるのが、周りで見てる我々も何か感じちゃいますね。
空気が変わるとでも言いますか、何なんですかね、あれ。面白いですねぇ。

では、まだ体験も質問もまだという方で、質問がある・・・、あ!待ちに待ってたという方が!

●井上先生にお伺いしたいんですが・・・。
 追い突きのように遠い間合いから一気に飛び込まれた時に、少林寺拳法の対処法はあるのでしょうか?


井上先生
自分らも(遠間から飛び込む技は)ありますよ。
千鳥で入ったりだとか、真っすぐ入ったりだとか。
こうやって、スライドする方法で突いて行くような状態(実演!)
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そんなのも受けないといけない。
だから、いろんなやり方があるけれど、私は足を入れ替えながら(実演!)
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これを自分らは、防具を付けて受けたりということはやってます。
そういうのは、自分で研究やってもらったらいいと思います。
防御の方は、いろいろとありますよ。
それは、研究してやってもらったらいいと思いますよ。

(手を差し出して的を作り、そこに相手が飛び込み突き)
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(見切るやいなや入り込んで、川島先生の頬をピタン!
相手の先を取って先に飛び込みなどなど、実演!)
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だから、間合いを自分でいかに操作するか。
突っ込んで来るなと思ったら、距離を計らないといけなんですよ。

(他にも掌に当たる瞬間に逸らしたり、外したり)
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だから大事なのは、蹴りでも突きでも思い切り蹴らせたり、突かせなきゃいけない。
面でも胴でも付けて、相手が思い切りガーン!と蹴って来る!
この間合いを知らなきゃいけない!
だから、蹴られなきゃいけない!
普通ですね、それを最初から捌くんですよ。
そしたら、ギリギリで捌けない。
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ほんならこうする(相手に全速で蹴らせる)ことで、ギリギリで捌けるようになるんですよ。
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開祖もやってたのが、これで大体間合いを見るんですよ。
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それを(外側や内側に)返し!
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それで大体、分かる人は分かる。

●前作でローキックをいなされて、2作目ではさらに進化して裏返しにやられてたんですけれど・・・。

あれは、前からやってたんです(笑)
どうするかというと、普通は直角で受けるんですけど、こう流すんですよ。
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この場合は上手に受けなければいけないんですけど、こう上から被せる!
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これは、普通はこう・・・。
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これは、膝頭は外側に出す。
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こう・・・!
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よく私がね、キックミットを持ってね、ボンボンボンボンやるでしょ?
タイミング計ってるように見えるけど、蹴って来てくださいって言うと柔らかく蹴って来るでしょ?
それだったら嘘になるから、ミット使って思い切り蹴ってくださいって言ってるだけの話であって。

後ろの足で取るけれど、前足で取るんだったらこう入って来る。
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これ、足踏んどるでしょ。
これで膝関節を折る、壊すことも可能だというんですよ。
でも、そんなことしたらいかんいう訳ですよ。
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で、こうゆっくりと・・・。これを左右で。
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●DVDを見てたら、脛サポーターをしてるんですけど。
 何も付けてないとどうしてもガチッと当たってしまう思うんですよ。
 その恐怖心を克服するのは・・・。


井上先生
触れる練習をしたほうがいいですね。足で触れるというか。
まぁ、例えば・・・。
(お互い向き合い、壁に手を着いて)
相手に(自分の足で)触れて、(相手が)押してくる。
で、こう合わせる。
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合わせたところで、練習する。

これも触覚の練習ですよ。
これも柔らかく受ける練習ですよ。
目つむっててもいいですよ。
(中国拳法の推手や沖縄空手のカキエのような動き)
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相手の動きは目で見て、触れた時には、触覚に頼るということですよ。
練習法は、触れたところから相手に軽く押してもらうようにして、そこから入る。流すようにして。

●空手と少林寺拳法で、帯の結び方が変わるのは、何かあるのでしょうか?
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中先生
我々も結び方はいろいろありますし。特には無いと思います。

井上先生
うちの開祖は、こういう風に入れてたりね。
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自分はもう、普通にやってるんで。

亡くなった直弟子のある先生は一本だったですからね。
柔らかい紐みたいな帯で、一本で。
それを井上、お前も着けろって。いやぁ~、ちょっとそれは・・・って(会場笑)
ほんな、持って来てそれを。一本なんですよ!アラ~って(笑)
そういう風に、帯もいろいろありますんで。

●少林寺拳法には、短刀だとか武器に対する反撃の仕方があるんですけれど、空手の場合はいかがでしょう。
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中先生
やっぱり、型の中に入ってるんですよね。
それを実際に武器を持って、研究したりですね。
でも、素手と大して変わらないんですよ。
長さで、間合いとタイミングがちょっと変わるくらいで、あとはほぼ一緒ですね。

ただ、武器を使う時の長所と短所があるじゃないですか。
それを覚えるためにも自分でも武器使った方がいいと思います。
それで、その武器の長所と短所が反対に分かります。
我々も型の分解としては、研究したりします。

●十年位前だと、お互いの道場に行って技を習うというのは、禁句のような感じで。
 少林寺拳法の人が空手を習うというと、隠れて練習したり。
 それがこういう風になったきっかけと空手と少林寺拳法が目指しているものが、何かありましたら。


中先生
個人の考えなんですけど、空手始めた時から空手が大好きになりまして。
自分が向上するためには、どうしたらいいか?
もっと成長したいなって時に、空手だけじゃなくて、色々なものを参考にさせていただきまして。
少林寺拳法の本を買って、コンピューターグラフィックスの、あれ(ビデオ)も買いまして。
元々、興味があったんですね。
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私個人としても合気道や少林寺拳法、柔道の大会を見に行ったり。
僕は、そんな違和感はなかったんですけど。
その大きなきっかけというのは、やっぱり「黒帯 kuro-obi」っていう映画がありまして。
それで、いろんな人が交流して。
お互いの技術を披露して、学んでいくと。
そういう形で、あの映画は出来上がったんですね。

で、その後に、西さんがYouTubeチャンネルで「kuro-obi world」を作っていただいてですね。
そこで、いろんな方と交流して。
映画が、一つ大きなきっかけになったと思うんですね。

空手の中でも、なんだ寸止めじゃないか。
あるいは、フルコンタクトカラテ、顔叩かないじゃないかと。
低レベルな、そういう言い争いがあったんですけども。
映画の中で、いや、伝統空手ってあんな凄かったんだ。
フルコンの人だって、すぐ(顔面に)応用出来るじゃないか
実際、現場でやったら、お互いがこう上手くいくと。
それが、一つのきっかけになったと思うんですね。
それが、段々広がって来たと思うんですね。

井上先生
私の方は、知り合いから「黒帯 kuro-obi」のDVDをいただいたんです。
それで、どんなんかなぁと思って見たら、まぁ、中先生と八木先生と。
一番最初は、俳優さんだと思ったんですよ。
ちょっと待てよと。
こんな凄い俳優がいるのかと!(会場爆笑)
それが一番の印象だった。

それ見てから、中先生がYouTube出てたりしてて。
そうすると、空手協会の指導員で凄くやられてるいうことが分かって。
そこで、ホッとしたんです。
あ、やっぱりそうだろと!
俳優じゃないよな!あんな動きされちゃ困るな思って!(会場大爆笑)
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それで私も興味を持って。
それでシンクロニシティじゃないですけど、思いを強めていくと会えるというのがあるんですね。
だから私、YouTubeを見たりとかですね、DVDも買ったりして。
やっぱ凄い方だなぁというのが、ずっとそういうのがあって。
その時に、そこにいる倉本職員が(中先生のお弟子さんと)繋がりがあって。
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道場見学、それから体験いうことで。

私の感覚としては、うちとしてはそういうの無いから。
交流することは、まず今まで無いんで。
多分、こういうことは通らないだろうと思ったら、彼(倉本先生)が通して来て!
それで企画をいただいて、あのDVDになったということで。

それでやっていくと同じ道で、方向性も同じで、分かり合える感覚もあるし。
技術を通して、自分づくり、人づくりという方向性をしっかり持たれてるいうことで。
だから、長いお付き合いもしたいなということで。
西監督にも色々と機会を与えてもらって、現在に至るいうことです。

中先生
最後のご質問に合った、今後の展望について。
やはり、先生言われたように、お互いに謙虚に学び合い、鍛え合い。
お互いを高め、成長し合っていくことをどんどん広げていきたいなと。

皆さんが、こう・・・、健康って一番じゃないですか。あと充実ですよね。
健康で充実した人生が送れるように、その助けになるような空手なり少林寺拳法なりにして、輪を広げていきたいと思います。

●正中線を取るということで、中先生が中澤先生にやられてる正面に来るのはイメージ分かるんですけど。
 捌いて、裏に入っても正中線を取ると言うのは?


(相手が突いて来たのを)こうさばくと、彼はまだ活きてる訳ですよ。
これだと動けますから。
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ですから、この間をこう潰せば・・・!
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僕はただ動いてるだけなんですけど、実際はこう手が出る!
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支点を作っちゃうとどうしても、竹馬ってあるじゃないですか。
こっちへ乗って、こっちへ乗って。いちいち支点を作ると、距離も時間も分かるんですね。
ですから、支点を作らずにここを取っとくと・・・!

●わざと正中線を外して誘うというのは、実際にやられますか?

中先生
それは詳しく、今度発売されるDVDに載ってますから!(場内爆笑、拍手)
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井上先生
じゃあ、自分が。
正中線をお互いが合わせて、それをこうやってやると(相手は)活きてる。
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ところが・・・、こう入って行く!
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正中線を取ってる場合と。
正中線を外して、外から行く場合。
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●中先生に突きは見せていただいたんですけど。
 同じように(分からないように)出て行く蹴りもあると思うんですけど、そのコツを・・・。


例えば、一番効くのは・・・。
前足にしっかり乗ると。特に股関節ですね。
中心から、股関節、膝、足首と乗っていくわけですけど。
距離によって、骨盤の角度で間合いを変えていくことはある訳ですよ。
近ければ、こう。遠ければ、こう。
もっと遠かったら、こういく場合もある訳ですよ。
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でも、これ物凄く弱いんですよ!

じゃあ、どこで変えてくるかっていうと、足首。
ショート、ミドル、ロングと、こういう角度で変えていくわけですよ。
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その時に、骨盤の位置もここなのか、ここなのか、ここなのか。
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反対に、今度はこれ(前足)を浮かしちゃうんですよ。
前足を浮かすイメージ。
シーソーがあって、こっちが重くなるとこっちは浮くじゃないですか。
そういうイメージで、これ(蹴り足側)を重くするとこうなるんですよ!
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例えば、こういう近いところから、接近してから蹴る。
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(ズバッ!)中澤先生「うっ!」中先生「ゴメン!(笑)」
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浮きながら蹴ると、効きますんで。
でも、まぁ、基本は乗ることですね。
股関節でしっかり捉えることが、重要になって来ますんで。

で、さっきの・・・。時間大丈夫ですか?
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西監督
あ・・・、ハイ・・・。(場内大爆笑!)
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右拳で突いた状態で右足あげると、前から拳を叩かれるとグラリ。
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左足を上げると、これは・・・ビクともしない!
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右で突いて左に軸があると、弱い。
蹴る時も同じで、蹴る時って、どうしても蹴る足に意識がいっちゃうんですよ。
右で蹴る時は、右に意識がいくんですね。
そうすると、これは(腿を上から押されると下がってしまう)
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じゃなくて、反対に、左の股関節、こっちに意識を置くんですよ。
そうすると・・・、これだけ強くなる!
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もう一つは、(膝を)上げてからのスナップっていうのは、そんなに変わらないですよ。
だから、上げるまでが勝負で。
ですから、床を蹴ったり、足首、膝を伸ばしちゃうと遅くなる。
これをどう綺麗に折りたたむか。
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足は、胸から生えてる訳ですね。
ですから、胸から引き上げるイメージで蹴ると、速く蹴れます。

どうしてもこう、屈筋使って、(背中を)丸めて蹴る人も多いと思うんですよ。
丸めると、物凄い弱いんですよ。
だから、姿勢が大切なんですよ。

プレゼントタイム!
中先生、井上先生からサイン入り書籍を各1名様に。
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先生方 VS ご来場の皆さんで、ジャンケン!
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西監督
あっと言う間の1時間半が経ってしまいまして。
今日は、ご参加ありがとうございました!
DVDのご購入も本当にありがとうございました!
「黒帯ワールド」DVDも買っていただけると、また次の作品も続けられますし。
ぜひ、皆さん、お友達にも宣伝していただいて、何度も何度も見ていただければと思います。

先生方、今日は本当にありがとうございました!
いつも言ってますけど、
「Everyone is a HERO in "kuro-obi world"!」
「黒帯ワールド」では誰もがヒーロー!勿論、あなたも!
っていうのは、僕の本音中の本音です。

ナントカ流のナントカ先生っていうのは、僕にとってはどうでもいいことです。
こんなに素晴らしい人がいるんだ!
何やってるんですか?空手!?えっ?少林寺拳法ですか!?
そこから、何か色んなことが広がっていくんじゃないかと思っていますので。

ぜひ、皆さんもご自分がやられてる武道、道場、仲間を大事にしていただいて、皆で仲良く成長していけたらなと思っていますので、これからも「黒帯ワールド」そして、空手、少林寺拳法を皆で盛り上げていきましょう!
ありがとうございました!

コロナウイルス対策で集合者写真撮影が出来なかった代わりに、お一人ずつに中先生、井上先生の直筆サイン入り色紙をプレゼント!
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皆さん、ご来場、誠にありがとうございました!



【スナップ集】
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写真:大島りんご、タカ石橋

(記:「kuro-obi world」 タカ石橋)