2月15日(土) 晴れ
朝9時前、地下鉄「築地」下車。
築地小学校脇の道を真っすぐ歩いて。
東映ビデオさんの本社が入ってるコンワビル。
入口前で、中先生、中澤先生、西監督、カナダスタッフの湯山さん。
東映ビデオ10階の控室。
中先生、井上先生、プレゼント用色紙に、せっせとサイン。
それを撮る川島先生、さらにそれを覗き込む村瀬先生www
会場となる13階の会議室を確認。
10時!イベントスタート!
コロナウイルス対策、ご来場の皆様にはアルコール消毒にご協力いただいて。
スタッフもマスク着用で。
「皆さん!こんにちは~!
黒帯ワールドの西冬彦です!」
DVDのナレーションでお馴染み、西冬彦監督の明るいトーンで幕開け!
中達也先生、中澤則明先生、井上弘先生、川島佑斗先生入場!
スタッフサイドは、東映ビデオ 石井悠吾さん、少林寺拳法 倉本亘康先生、村瀬晃啓先生、カメラマン古瀬裕晃さん、スチル撮影 大島りんごさん、そして私、タカ石橋。
西監督から一人ずつ紹介してもらって。
西監督
中先生は、1本目で衝撃的な出会いがあった訳ですけれど、2本目のオファーが来た時にいかがでした?
中先生
もっともっと学びたい、もっともっと接したいというのがありましたし。
2回目に行って、新たなる驚愕ですよね!
この少林寺拳法の膨大な体系を宗道臣先生一代で築かれたというのが驚愕で!
これだけ精密なものをよく作られたなぁと・・・!
西監督
皆さんも少林寺拳法というイメージは持ってると思うんですよ。
僕らなんかの世代は、少林寺拳法ってお互い決められたことをエイ、ヤァってやってるんでしょ?的なイメージしかなかった。
それが、ああいう形で世に出て、ご覧になられた方はビックリしたと思うんですが。
若い頃、空手バリバリ、なんでも来いだった若き日の中先生は、どんなイメージを持ってたんですか?
中先生
いや、僕はなんでも吸収したい派だったので、少林寺の本も買わせていただきましたし。
でも、読んだだけでは分かりませんでしたね。
やはり、体験してみないと分からないなぁ、という感じでしたねぇ。
西監督
当時はYouTubeなんかも無かったし、文字や写真で見るしかなかったですもんね。
中先生
これ、前も言ったかもしれないんですが、私が中学生で空手を始めた時に、道場に東海大の少林寺拳法部のOBの方がいらっしゃったんですよ。
その稽古の中で初めて倒されたんですよ!思いっきり腹蹴られて、うう~ってなって(笑)
蹴りが全く見えなかったんですよ!その印象がすごく残ってますよ!
その時に、天秤とかいろいろ教わったりもして、中学生時代から接してますので。
井上先生
中先生の若き頃の試合をYouTubeかどこかで見たことがあるんですけど。
もうスゴイっていう!今の姿からは考えられないような(笑)
西監督
井上先生は、若い頃は、日本空手協会というか、伝統空手をどんな風なイメージを持たれてました?
井上先生
私は、若い頃から武道には興味があって、高校生の頃も出来たら空手をやりたいと思ってたんですね。
空手は「空手バカ一代」というのもあったし、まずは空手をやりたいと。
ところが、たまたまブルース・リーの映画が流行っていて、少林寺拳法もいいなとなって。
そうしたら友達が、オレの知り合いに少林寺拳法やってるよって。
それが、少林寺拳法の門を叩くきっかけだったですね。
西監督
二人が若い頃に出会っていたら、イイ飲み友達になっていたというか(全員笑)
ここで、会場の皆さんに質問したいんですが。
空手をやってた、今もやってる方?(パラパラと挙手)
じゃあ、少林寺拳法の方?(結構な人数)
前回のイベントも空手の人が少なくて、少林寺拳法の人が多かった。
でもね、僕、ちょっと思うのは、少林寺拳法のDVDじゃないですか?
少林寺拳法の人たちからすれば、知ってるよと、新鮮じゃないと。
空手の人たちはスゲーと、空手の人が来るのかと思ってたら、少林寺拳法の人がいっぱい来てると言うのは・・・。
中達也の魅力?(全員爆笑)
井上先生、少林寺拳法内部では、どんな反応なんですか?
井上先生
実は、つい先日、千葉で研修会がありまして、講義も50分やってくれというんですね。
そこで、DVDがどういう風な撮影だったのかとか、中先生の話とか、そういうのをとにかく入れてくれ言うんですね。
それ程、皆さん、中先生のことに興味を持たれてるいうか、少林寺拳法の中でも有名になってるんですね。
中先生
いや、DVDのアンケートを見ると、少林寺拳法やってる人たちが先生方の凄さにビックリしましたっていうのが多いんですね。
普段、先生方と接することのない方々もいっぱいいると思うんですよ。
だからアレ見て、反対にビックリしてるんじゃないかなって。
西監督
やっぱり、総本山というか、先生方の非常にレベルが高い、滅多に見られない技らしいですよね。
井上先生
自分にとって良かったのは、ある意味、閉鎖的というか、今まで他の武道を入れるいうことがなかったんですが。
自分も若い頃、総本山や東京で研究して来た技があるんですね。
いっぱいある中で、試しに研修会でやるんですね。
すると、アレは何だ!?ってなっちゃう恐れがあるんですね。
ところが1作目、2作目も出た時の反響も大きく、自分がオープンに応用技をやれるんですね。
ウチの法形をいかに活用して・・・ということで。
それを皆が受け入れてくれるようになったというのが、ありがたいですね。
もう一つは、有段者、四段、五段の人であれば、法形をしっかりやってる人であれば、私が応用でこういう技があるよって言えば、何回かやれば自分と同じようにすぐ出来ちゃう。
それは、法形を一所懸命練習していれば、体が覚えてくれる。
それが、ちょろっと変化するだけのことなんですね。
西監督
でも、中先生ね、我々が撮ったDVDの中で、中先生が体験されたことによって、少林寺拳法の中でも、あ!こういうことが出来るんだ!
出来るのかな?教わってみよう!出来た!という広がりのきっかけになってるということなんですかね?
中先生
いや、素晴らしいですよね!
西監督
逆に、中先生は、空手の世界の中で、例えば総本部で、中、オマエ、何、少林寺拳法にやられてイテテ!とかイッテンダヨ!
なんて言われたことはあります?(場内爆笑)
中先生
それはないですよ!(笑)
思ってる人はいるかもしれませんよ、武闘派いっぱいいますんで(笑)
ただ、言われたことはないですよ(笑)
それより、凄いのは海外ですね!
海外での少林寺拳法の評価って、物凄い上がってるんですね。
皆さん、少林寺拳法やりたいって!
それほど私の周りの海外の皆さんが、興味持たれてますね。
井上先生
いやぁ、もうそういうのは、本当にありがとうございます。
西監督
井上先生もローキックを足で絡め取るみたいな技術が人目を惹いて一気にこうなったのは、井上先生としては心境複雑みたいなところはありますか?
井上先生
私が本部にいて指導してた時に合宿で来てた大学生は、ほとんどそういうの知ってますからね。
その当時は、古い先生からは、ナニヤットンダ~!?井上~!と言われた時期はあったんですね。
西監督がDVDで取り上げてくれて、ああなったのは、私自身は意外で。
普通にやってる技だったんで。何でそんな反響があるんだろうかって。
中先生
ああいう発想が無いですよね!
西監督
じゃぁ、せっかくなので、先生方にDVDで紹介した技とか見せていただければと思うのですが。
井上先生から。
川島先生を相手に、虚実、並列の動きを。
受けた時には、蹴りが入り相手を虚にしてしまう!
井上先生の受けと蹴りは、同時進行(並列)
蹴ったら相手は、一瞬止まってしまう(虚になる)
その虚になった手を小手返し!
蹴ってる最中に虚になった相手の手を・・・
捕って、天秤!
とにかく、速い!
西監督
新鮮に感じたのは、僕、今まで井上先生を何度も見ているのに、こういうところで見ると、また違って見えるんですよね。
・・・あ!そうか!カメラが無いからか!(笑)
僕ね、いつもナマの目で見てないんですよね。
中先生
僕らも同じなんですよ。
蹴って来る瞬間は、手は出ないじゃないですか。
蹴って来る瞬間に、手を掴めば・・・!
西監督
あ!中先生、僕に説明しないで皆さんに。(場内大爆笑)
中先生
いつもカメラに向かってるから!(爆笑)
改めてwwwww
中先生
蹴りの瞬間ていうのは、蹴りのことしか考えていないので、防御も反撃も出来ないんですよ。
我々のは、そこに入って行く。
西監督
せっかくなので、お二人に質問を。
なんか、お二人とも観覧車が怖いなんて話も(場内笑)
井上先生
よく覚えてますね!(爆笑)
西監督
この前、お二人から聞いて、弱点を。
観覧車が嫌いなんですよ~って井上先生が言ったら、中先生も、いや、もう本当に嫌なんですよ~って。
で、沖縄に行った時、宮平保先生に「宮平先生ね、中先生と井上先生が観覧車が嫌いなんですって、笑っちゃいますよね~」って言ったら、
「実は、私も観覧車が・・・」ええ~!?って!(場内大爆笑)
だから、僕の中では、中先生、井上先生、宮平先生を観覧車に乗せて、一番高いところまでいったところで誰が一番強いかなって。(場内大爆笑)
冗談はさておき、皆さん、挙手していただいて。
【質問&リクエストコーナー】
●DVDの中での"同時並列的"というのは、受けて、突いて、体捌きして。
それらをしながらというのを修練によって一つにしていくものと考えていますが、そのために修練とはどういうったものを?
中先生
私の場合は、型ですね。
どうしてもAが動いて、Bが動いて、Cが動いて、Dが動いてというのが一般的なんですけど。
力が増幅されて、それはそれでいいんですが、時間がそれだと時間がかかるじゃないですか。
じゃなくて、ABCDが全部一緒に動くってイメージで。
例えば、鉄騎という型があるんですけれど。
下半身から力が発生して、上半身に来て・・・!
これは相手から見ると、何をしてるか分かっちゃうんですよね。
ですから、全部が一緒に・・・!
それを型で作っていって、次に相手とやる時に・・・!
相手が突いて来た。受けて、突いて、蹴ってを一緒に!
その体の使い方を型で勉強していくという。
型を練って練って相対に使っていくという、そういう考え方です。
●ビデオの中で、中先生の"受けにく手刀"というのの違いが分からないんですが。
普通にやると・・・。
それをこうするんですよ。
西監督
今の時代劇の悪役のような・・・!素晴らしいリアクション!
仕込みの役者さんかと思っちゃいましたよ!(場内大爆笑)
●中先生に質問なんですが、撮影されてて、こういう発想はなかったな。
空手の方から見て、少林寺拳法にはこういう発想があるんだ!というものがありましたら。
中先生
これ、答えにならないと思うんですけど、全部でしたねぇ!
本当に、あの、驚愕です!
僕も発想自体が相手を虚にしたり無にしたり、受けたら技を極めると。
叩くんだってイメージが強いんですよ。
叩くんじゃなくって、そこにもう一つ入れて相手を崩していく。
で、安全に取り押さえる。
その前提となる発想が違いますので、それに沿った技術体系ですので、全然違いますよねぇ。
西監督
僕が取材をしてて、中先生は(少林寺拳法の技を教わると)パッと出来る。
その中先生が結構苦戦してたのが、総本山で荒井先生の蹴りをジャンプして着地する感覚で受けるという。
あれって、難しそうでしたね。
中先生
そうです!
ドンッ!と落ちるんじゃなくって、フワッとで受ける・・・。
体全体がパッと・・・!
あれが凄く分かりやすかったんで、出来るようになったんですよ!
西監督
井上先生、あの技、ちょっと見せていただけますか?
井上先生
実は、ローキック受けの発想と同じなんですよ。
普通は、パンッと受けたら、これで反応しちゃうんですよ。
階段があるから歩ける、階段が急に無くなったら反応出来なくなるのと同じ。
●中先生の体の伸縮で上段突きと中段突きが変わるという。
あれも見てるだけでは分からなくて。
実演!
!?!?!?
さらに、右の突きで左の足を触られると・・・!?
今度は、同じ側の右足を触られると・・・!!
●少林寺拳法と空手の技術の違いをお互いにどう評価していますか?
中先生
私が最初に習っていた空手が、和道流だったんですね。
和道流というのは、元々は柔術拳法といいまして、柔術の中に沖縄の空手を入れたんですね。
その考え方と少林寺拳法の考え方が、非常に似てると思うんですよ。
少林寺拳法は、古流の当身だとかも取り入れてますんで、かわしながらだとか、受けながら体ごと当たるような突きになって来ると思うんですよ。
それに対して、特に沖縄から来た空手というのは、薩摩示現流の影響があると言われてるんですけれど、一撃で倒すと。
ですから、少林寺拳法の技術を身に着ければ、変幻自在に何でも出来ちゃうと思うんですよ。
倒そうと思えば倒せるし、取り押さえようと思えば取り押さえられますし。
両方が融合したらいいと思うんですよね。
井上先生
私はDVD第一弾の時に、中先生の追い突きなどを経験したかったんですね。
中先生には中先生の突き方、蹴り方があって、おこりが見えないんですね。
瞬間に来る、ストレートでバシン!と来るという。
先生のを見た時に、考え方が変わりましたね。
ストレートでパン!と来る、いつの間にか顔に来ているっていうか。
あれは、経験して考え方が変わったていうか、空手の突きっていうことで。
●「kuro-obi world」の中で、中先生が面白いなと思ったのは、地面から力を伝えていったのでは遅くなると。
その辺をもう少し説明していただけたらなと。
西監督
ちょっと待ってください。
今おっしゃられた動画は、これから発売される「中達也 技のトリセツ」の中に収録されてますので!(場内爆笑)
でも今日は、宣伝のために特別に中先生から!(会場拍手)
中先生
今おっしゃられたように、下からABCDEFと力を伝えていったのでは遅くなるじゃないですか。
僕が考えたのは、丹田から両末端にボンッ!といけば、もっと速いんじゃないかと。
そういうイメージでやったら、速くなったんですよ。
それが進化して、同時並列的に動くようになって来たんですよ。
まだ進化の途中なんですけど。
●中先生の途中で体の半分を入れ替えて、突きが伸びていくという。
アレを体験させていただけないかと・・・。
中先生
人間って、肩のシルエットが動くと反応するんですよ。
これをスッと来られると・・・(反応出来ない)
そして・・・!!!!
●少林寺拳法のアノ蹴りを捌くというのを見せていただきたいなと。
井上先生
こう来たら普通はこう(バシッと受ける)
だからそれを・・・。
さらに・・・!!!!
●私は、中先生の追い突きを体験させていただきたいのですが・・・。
正中線を取るというのが良く分からないもので。
中先生
我々、一番単純な基本一本という約束組手があるんですが・・・。
鉄騎という型があるんですが、この一直線の立ち方から、こう入っていくんですよ。
そうすると、嫌でしょ!?
これから動かさずにはいると・・・!
●高齢者向けに力の要らない崩し方を教えているのですが、他に何かあれば教えていただけませんでしょうか。
中先生
掴んで来た時に、距離をちょっと変えるというのをやってます。
間を崩すだとか、間を外すだとか。
井上先生
あとは、例えば、取られる時に入るだとか・・・!
●少林寺拳法で、柔法と剛法がありますが、柔法を活かすための剛法なのか、剛法を活かすための柔法なのでしょうか?
井上先生
我々、剛法と柔法は分けて練習しますが、基本的には剛柔一体化です。
柔法の極めと剛法の極めは、自分の体の中では一体なんですね。
柔でやって来たことが剛で活きて、剛でやって来たことが柔で活きて来ると。
それに今、圧法というのを研究させてもらってまして、三位一体になって来てると。
●お二人とも若い頃は、"実戦"があって技がどんどん進歩したかなと思うんですけれども・・・。
中先生も井上先生も・・・どうなんでしょうか?(場内笑)
中先生
まぁ、それなりに若い時は・・・ありましたけれど(笑)
自分から仕掛けたことはありませんけどね、ハイ。
ケンカを売られたり、人を守るためにということは、ちょっとありました。ハイ。
井上先生
私の場合、若い頃、本部に入って皆で飲みに行った時に絡まれたんですよね、後輩が。
二人いて一人は後輩、もう一人は向こうの、取り巻きもいるんですね。
で、「おお、お前らヤメヤメヤメ」と言って、通り過ぎた時には向こうが倒れてるんですね(場内爆笑)
周りの人は、オマエ、ドシタンヤ~!?って。(場内爆笑)
・・・というのが、ひとつあったってことですね。
怪我はさせてないですからね!(笑)
●中先生のYouTubeの中で、スポーツ的に瞬発力で抜くのと武道的に等速で抜くというのがあったのですが・・・。
中先生
型の中で、掴まれた手を外す技というのがあるんですが。
この時に、瞬発力で抜くと、相手も対等になってまた来るわけですよ。
だから、この時に、何も無かったように抜くとこう(相手は手を放さず崩される)
力は抜いて、重心移動だけで。
水の入ったペットボトルを取る時に、パッとは取らないじゃないですか。
こう普通に取りますよね。
日常のスピードって重要なんですよ。
まだまだ質問はあったかもしれませんが、時間の関係でm(__)m
プレゼントタイム!
中先生、井上先生からサイン入り書籍を各1名様に。
決定方法は、先生方 VS ご来場の皆さんでジャンケン!
おめでとうございました!
最後に、先生方から。
中先生
DVDをご覧いただいて、技だけでなく、膨大な体系の中に色々な教えも入っていますし。
日本人の心だとか伝統、文化が全て凝縮されているような、素晴らしいものですので。
私は空手なんですが、少林寺拳法の素晴らしさを私も世界中に広めていきたいと思っておりますので。
またこういうビデオが出来ますように、皆さん、ご協力のほどよろしくお願いいたします!
井上先生
私、中先生の人柄っていうか・・・。
実は今回、撮影の時に、仕事の関係で10分、15分遅れて来られたんですね。
その時もですね、川島に対しても私に対しても凄い丁寧にお詫び・・・、当然かもしれないんですけど凄いんですね!
かえって私、中先生に一本取られたという感じでですね!
中先生がどこに行っても受け入れられるというのは、中先生の人柄。
その裏には、しっかりとした技術、自信があると思うんですね。
自信と謙虚が一体化になってる人というのは、本当に私、凄いなと思ってますんで。
私、今、サインには「真」っていう字を書くんですね。
真の武道家であり、真の技術を持つっていうことで、私「真」って言葉大好きで。
それは、中先生とお会いして、そういう発想になったということで。
ぜひ、皆さんも一人の武道家として目標とされたらいいんじゃないかなと思います。
西監督
最後になりますけれど、「黒帯ワールド」が始まってから5年になりますけど。
今、映画のDVDですら売れない時代に、高いDVDを買っていただいて、本当にありがとうございます!
ただ、このDVDは一生モノの財産・・・僕、中先生にも言ってるんですが、
もし地球が滅んで、このDVDが宇宙に漂って、それを見つけた宇宙人が見てもビックリする。
そういう価値のある作品を作りたいと思ってます。
あと、もうひとつ、流派を超えて二人の先生が仲良くされている姿。
僕、毎回言ってますけど
「Everyone is a HERO in "kuro-obi world"!」
「黒帯ワールド」では誰もがヒーロー!勿論、あなたも!・・・ってことです。
私、本当にそう思ってるんですよ。
ナントカ流のナントカ先生が凄いというのは、全く思ってません。
全員にドラマがあって、中先生や井上先生も皆さん方のように、凄い先生に憧れた時がある。
初めて白帯を締めた時もある、と思っているので。
「黒帯ワールド」が世界中に広がって、皆が認め合って広がっていけばいいなと思っていますので。
ぜひ、今後とも「黒帯ワールド」、そして、空手、少林寺拳法の素晴らしさを一緒になって広めていければいいなと思っていますので、よろしくお願いいたします!
盛会のうちに第1部終了。
コロナウイルス対策で集合者写真撮影が出来なかった代わりに、お一人ずつに中先生、井上先生の直筆サイン入り色紙をプレゼント!
皆さん、ご来場、誠にありがとうございました!
(第二部は、コチラから!)
朝9時前、地下鉄「築地」下車。
築地小学校脇の道を真っすぐ歩いて。
東映ビデオさんの本社が入ってるコンワビル。
入口前で、中先生、中澤先生、西監督、カナダスタッフの湯山さん。
東映ビデオ10階の控室。
中先生、井上先生、プレゼント用色紙に、せっせとサイン。
それを撮る川島先生、さらにそれを覗き込む村瀬先生www
会場となる13階の会議室を確認。
10時!イベントスタート!
コロナウイルス対策、ご来場の皆様にはアルコール消毒にご協力いただいて。
スタッフもマスク着用で。
「皆さん!こんにちは~!
黒帯ワールドの西冬彦です!」
DVDのナレーションでお馴染み、西冬彦監督の明るいトーンで幕開け!
中達也先生、中澤則明先生、井上弘先生、川島佑斗先生入場!
スタッフサイドは、東映ビデオ 石井悠吾さん、少林寺拳法 倉本亘康先生、村瀬晃啓先生、カメラマン古瀬裕晃さん、スチル撮影 大島りんごさん、そして私、タカ石橋。
西監督から一人ずつ紹介してもらって。
西監督
中先生は、1本目で衝撃的な出会いがあった訳ですけれど、2本目のオファーが来た時にいかがでした?
中先生
もっともっと学びたい、もっともっと接したいというのがありましたし。
2回目に行って、新たなる驚愕ですよね!
この少林寺拳法の膨大な体系を宗道臣先生一代で築かれたというのが驚愕で!
これだけ精密なものをよく作られたなぁと・・・!
西監督
皆さんも少林寺拳法というイメージは持ってると思うんですよ。
僕らなんかの世代は、少林寺拳法ってお互い決められたことをエイ、ヤァってやってるんでしょ?的なイメージしかなかった。
それが、ああいう形で世に出て、ご覧になられた方はビックリしたと思うんですが。
若い頃、空手バリバリ、なんでも来いだった若き日の中先生は、どんなイメージを持ってたんですか?
中先生
いや、僕はなんでも吸収したい派だったので、少林寺の本も買わせていただきましたし。
でも、読んだだけでは分かりませんでしたね。
やはり、体験してみないと分からないなぁ、という感じでしたねぇ。
西監督
当時はYouTubeなんかも無かったし、文字や写真で見るしかなかったですもんね。
中先生
これ、前も言ったかもしれないんですが、私が中学生で空手を始めた時に、道場に東海大の少林寺拳法部のOBの方がいらっしゃったんですよ。
その稽古の中で初めて倒されたんですよ!思いっきり腹蹴られて、うう~ってなって(笑)
蹴りが全く見えなかったんですよ!その印象がすごく残ってますよ!
その時に、天秤とかいろいろ教わったりもして、中学生時代から接してますので。
井上先生
中先生の若き頃の試合をYouTubeかどこかで見たことがあるんですけど。
もうスゴイっていう!今の姿からは考えられないような(笑)
西監督
井上先生は、若い頃は、日本空手協会というか、伝統空手をどんな風なイメージを持たれてました?
井上先生
私は、若い頃から武道には興味があって、高校生の頃も出来たら空手をやりたいと思ってたんですね。
空手は「空手バカ一代」というのもあったし、まずは空手をやりたいと。
ところが、たまたまブルース・リーの映画が流行っていて、少林寺拳法もいいなとなって。
そうしたら友達が、オレの知り合いに少林寺拳法やってるよって。
それが、少林寺拳法の門を叩くきっかけだったですね。
西監督
二人が若い頃に出会っていたら、イイ飲み友達になっていたというか(全員笑)
ここで、会場の皆さんに質問したいんですが。
空手をやってた、今もやってる方?(パラパラと挙手)
じゃあ、少林寺拳法の方?(結構な人数)
前回のイベントも空手の人が少なくて、少林寺拳法の人が多かった。
でもね、僕、ちょっと思うのは、少林寺拳法のDVDじゃないですか?
少林寺拳法の人たちからすれば、知ってるよと、新鮮じゃないと。
空手の人たちはスゲーと、空手の人が来るのかと思ってたら、少林寺拳法の人がいっぱい来てると言うのは・・・。
中達也の魅力?(全員爆笑)
井上先生、少林寺拳法内部では、どんな反応なんですか?
井上先生
実は、つい先日、千葉で研修会がありまして、講義も50分やってくれというんですね。
そこで、DVDがどういう風な撮影だったのかとか、中先生の話とか、そういうのをとにかく入れてくれ言うんですね。
それ程、皆さん、中先生のことに興味を持たれてるいうか、少林寺拳法の中でも有名になってるんですね。
中先生
いや、DVDのアンケートを見ると、少林寺拳法やってる人たちが先生方の凄さにビックリしましたっていうのが多いんですね。
普段、先生方と接することのない方々もいっぱいいると思うんですよ。
だからアレ見て、反対にビックリしてるんじゃないかなって。
西監督
やっぱり、総本山というか、先生方の非常にレベルが高い、滅多に見られない技らしいですよね。
井上先生
自分にとって良かったのは、ある意味、閉鎖的というか、今まで他の武道を入れるいうことがなかったんですが。
自分も若い頃、総本山や東京で研究して来た技があるんですね。
いっぱいある中で、試しに研修会でやるんですね。
すると、アレは何だ!?ってなっちゃう恐れがあるんですね。
ところが1作目、2作目も出た時の反響も大きく、自分がオープンに応用技をやれるんですね。
ウチの法形をいかに活用して・・・ということで。
それを皆が受け入れてくれるようになったというのが、ありがたいですね。
もう一つは、有段者、四段、五段の人であれば、法形をしっかりやってる人であれば、私が応用でこういう技があるよって言えば、何回かやれば自分と同じようにすぐ出来ちゃう。
それは、法形を一所懸命練習していれば、体が覚えてくれる。
それが、ちょろっと変化するだけのことなんですね。
西監督
でも、中先生ね、我々が撮ったDVDの中で、中先生が体験されたことによって、少林寺拳法の中でも、あ!こういうことが出来るんだ!
出来るのかな?教わってみよう!出来た!という広がりのきっかけになってるということなんですかね?
中先生
いや、素晴らしいですよね!
西監督
逆に、中先生は、空手の世界の中で、例えば総本部で、中、オマエ、何、少林寺拳法にやられてイテテ!とかイッテンダヨ!
なんて言われたことはあります?(場内爆笑)
中先生
それはないですよ!(笑)
思ってる人はいるかもしれませんよ、武闘派いっぱいいますんで(笑)
ただ、言われたことはないですよ(笑)
それより、凄いのは海外ですね!
海外での少林寺拳法の評価って、物凄い上がってるんですね。
皆さん、少林寺拳法やりたいって!
それほど私の周りの海外の皆さんが、興味持たれてますね。
井上先生
いやぁ、もうそういうのは、本当にありがとうございます。
西監督
井上先生もローキックを足で絡め取るみたいな技術が人目を惹いて一気にこうなったのは、井上先生としては心境複雑みたいなところはありますか?
井上先生
私が本部にいて指導してた時に合宿で来てた大学生は、ほとんどそういうの知ってますからね。
その当時は、古い先生からは、ナニヤットンダ~!?井上~!と言われた時期はあったんですね。
西監督がDVDで取り上げてくれて、ああなったのは、私自身は意外で。
普通にやってる技だったんで。何でそんな反響があるんだろうかって。
中先生
ああいう発想が無いですよね!
西監督
じゃぁ、せっかくなので、先生方にDVDで紹介した技とか見せていただければと思うのですが。
井上先生から。
川島先生を相手に、虚実、並列の動きを。
受けた時には、蹴りが入り相手を虚にしてしまう!
井上先生の受けと蹴りは、同時進行(並列)
蹴ったら相手は、一瞬止まってしまう(虚になる)
その虚になった手を小手返し!
蹴ってる最中に虚になった相手の手を・・・
捕って、天秤!
とにかく、速い!
西監督
新鮮に感じたのは、僕、今まで井上先生を何度も見ているのに、こういうところで見ると、また違って見えるんですよね。
・・・あ!そうか!カメラが無いからか!(笑)
僕ね、いつもナマの目で見てないんですよね。
中先生
僕らも同じなんですよ。
蹴って来る瞬間は、手は出ないじゃないですか。
蹴って来る瞬間に、手を掴めば・・・!
西監督
あ!中先生、僕に説明しないで皆さんに。(場内大爆笑)
中先生
いつもカメラに向かってるから!(爆笑)
改めてwwwww
中先生
蹴りの瞬間ていうのは、蹴りのことしか考えていないので、防御も反撃も出来ないんですよ。
我々のは、そこに入って行く。
西監督
せっかくなので、お二人に質問を。
なんか、お二人とも観覧車が怖いなんて話も(場内笑)
井上先生
よく覚えてますね!(爆笑)
西監督
この前、お二人から聞いて、弱点を。
観覧車が嫌いなんですよ~って井上先生が言ったら、中先生も、いや、もう本当に嫌なんですよ~って。
で、沖縄に行った時、宮平保先生に「宮平先生ね、中先生と井上先生が観覧車が嫌いなんですって、笑っちゃいますよね~」って言ったら、
「実は、私も観覧車が・・・」ええ~!?って!(場内大爆笑)
だから、僕の中では、中先生、井上先生、宮平先生を観覧車に乗せて、一番高いところまでいったところで誰が一番強いかなって。(場内大爆笑)
冗談はさておき、皆さん、挙手していただいて。
【質問&リクエストコーナー】
●DVDの中での"同時並列的"というのは、受けて、突いて、体捌きして。
それらをしながらというのを修練によって一つにしていくものと考えていますが、そのために修練とはどういうったものを?
中先生
私の場合は、型ですね。
どうしてもAが動いて、Bが動いて、Cが動いて、Dが動いてというのが一般的なんですけど。
力が増幅されて、それはそれでいいんですが、時間がそれだと時間がかかるじゃないですか。
じゃなくて、ABCDが全部一緒に動くってイメージで。
例えば、鉄騎という型があるんですけれど。
下半身から力が発生して、上半身に来て・・・!
これは相手から見ると、何をしてるか分かっちゃうんですよね。
ですから、全部が一緒に・・・!
それを型で作っていって、次に相手とやる時に・・・!
相手が突いて来た。受けて、突いて、蹴ってを一緒に!
その体の使い方を型で勉強していくという。
型を練って練って相対に使っていくという、そういう考え方です。
●ビデオの中で、中先生の"受けにく手刀"というのの違いが分からないんですが。
普通にやると・・・。
それをこうするんですよ。
西監督
今の時代劇の悪役のような・・・!素晴らしいリアクション!
仕込みの役者さんかと思っちゃいましたよ!(場内大爆笑)
●中先生に質問なんですが、撮影されてて、こういう発想はなかったな。
空手の方から見て、少林寺拳法にはこういう発想があるんだ!というものがありましたら。
中先生
これ、答えにならないと思うんですけど、全部でしたねぇ!
本当に、あの、驚愕です!
僕も発想自体が相手を虚にしたり無にしたり、受けたら技を極めると。
叩くんだってイメージが強いんですよ。
叩くんじゃなくって、そこにもう一つ入れて相手を崩していく。
で、安全に取り押さえる。
その前提となる発想が違いますので、それに沿った技術体系ですので、全然違いますよねぇ。
西監督
僕が取材をしてて、中先生は(少林寺拳法の技を教わると)パッと出来る。
その中先生が結構苦戦してたのが、総本山で荒井先生の蹴りをジャンプして着地する感覚で受けるという。
あれって、難しそうでしたね。
中先生
そうです!
ドンッ!と落ちるんじゃなくって、フワッとで受ける・・・。
体全体がパッと・・・!
あれが凄く分かりやすかったんで、出来るようになったんですよ!
西監督
井上先生、あの技、ちょっと見せていただけますか?
井上先生
実は、ローキック受けの発想と同じなんですよ。
普通は、パンッと受けたら、これで反応しちゃうんですよ。
階段があるから歩ける、階段が急に無くなったら反応出来なくなるのと同じ。
●中先生の体の伸縮で上段突きと中段突きが変わるという。
あれも見てるだけでは分からなくて。
実演!
!?!?!?
さらに、右の突きで左の足を触られると・・・!?
今度は、同じ側の右足を触られると・・・!!
●少林寺拳法と空手の技術の違いをお互いにどう評価していますか?
中先生
私が最初に習っていた空手が、和道流だったんですね。
和道流というのは、元々は柔術拳法といいまして、柔術の中に沖縄の空手を入れたんですね。
その考え方と少林寺拳法の考え方が、非常に似てると思うんですよ。
少林寺拳法は、古流の当身だとかも取り入れてますんで、かわしながらだとか、受けながら体ごと当たるような突きになって来ると思うんですよ。
それに対して、特に沖縄から来た空手というのは、薩摩示現流の影響があると言われてるんですけれど、一撃で倒すと。
ですから、少林寺拳法の技術を身に着ければ、変幻自在に何でも出来ちゃうと思うんですよ。
倒そうと思えば倒せるし、取り押さえようと思えば取り押さえられますし。
両方が融合したらいいと思うんですよね。
井上先生
私はDVD第一弾の時に、中先生の追い突きなどを経験したかったんですね。
中先生には中先生の突き方、蹴り方があって、おこりが見えないんですね。
瞬間に来る、ストレートでバシン!と来るという。
先生のを見た時に、考え方が変わりましたね。
ストレートでパン!と来る、いつの間にか顔に来ているっていうか。
あれは、経験して考え方が変わったていうか、空手の突きっていうことで。
●「kuro-obi world」の中で、中先生が面白いなと思ったのは、地面から力を伝えていったのでは遅くなると。
その辺をもう少し説明していただけたらなと。
西監督
ちょっと待ってください。
今おっしゃられた動画は、これから発売される「中達也 技のトリセツ」の中に収録されてますので!(場内爆笑)
でも今日は、宣伝のために特別に中先生から!(会場拍手)
中先生
今おっしゃられたように、下からABCDEFと力を伝えていったのでは遅くなるじゃないですか。
僕が考えたのは、丹田から両末端にボンッ!といけば、もっと速いんじゃないかと。
そういうイメージでやったら、速くなったんですよ。
それが進化して、同時並列的に動くようになって来たんですよ。
まだ進化の途中なんですけど。
●中先生の途中で体の半分を入れ替えて、突きが伸びていくという。
アレを体験させていただけないかと・・・。
中先生
人間って、肩のシルエットが動くと反応するんですよ。
これをスッと来られると・・・(反応出来ない)
そして・・・!!!!
●少林寺拳法のアノ蹴りを捌くというのを見せていただきたいなと。
井上先生
こう来たら普通はこう(バシッと受ける)
だからそれを・・・。
さらに・・・!!!!
●私は、中先生の追い突きを体験させていただきたいのですが・・・。
正中線を取るというのが良く分からないもので。
中先生
我々、一番単純な基本一本という約束組手があるんですが・・・。
鉄騎という型があるんですが、この一直線の立ち方から、こう入っていくんですよ。
そうすると、嫌でしょ!?
これから動かさずにはいると・・・!
●高齢者向けに力の要らない崩し方を教えているのですが、他に何かあれば教えていただけませんでしょうか。
中先生
掴んで来た時に、距離をちょっと変えるというのをやってます。
間を崩すだとか、間を外すだとか。
井上先生
あとは、例えば、取られる時に入るだとか・・・!
●少林寺拳法で、柔法と剛法がありますが、柔法を活かすための剛法なのか、剛法を活かすための柔法なのでしょうか?
井上先生
我々、剛法と柔法は分けて練習しますが、基本的には剛柔一体化です。
柔法の極めと剛法の極めは、自分の体の中では一体なんですね。
柔でやって来たことが剛で活きて、剛でやって来たことが柔で活きて来ると。
それに今、圧法というのを研究させてもらってまして、三位一体になって来てると。
●お二人とも若い頃は、"実戦"があって技がどんどん進歩したかなと思うんですけれども・・・。
中先生も井上先生も・・・どうなんでしょうか?(場内笑)
中先生
まぁ、それなりに若い時は・・・ありましたけれど(笑)
自分から仕掛けたことはありませんけどね、ハイ。
ケンカを売られたり、人を守るためにということは、ちょっとありました。ハイ。
井上先生
私の場合、若い頃、本部に入って皆で飲みに行った時に絡まれたんですよね、後輩が。
二人いて一人は後輩、もう一人は向こうの、取り巻きもいるんですね。
で、「おお、お前らヤメヤメヤメ」と言って、通り過ぎた時には向こうが倒れてるんですね(場内爆笑)
周りの人は、オマエ、ドシタンヤ~!?って。(場内爆笑)
・・・というのが、ひとつあったってことですね。
怪我はさせてないですからね!(笑)
●中先生のYouTubeの中で、スポーツ的に瞬発力で抜くのと武道的に等速で抜くというのがあったのですが・・・。
中先生
型の中で、掴まれた手を外す技というのがあるんですが。
この時に、瞬発力で抜くと、相手も対等になってまた来るわけですよ。
だから、この時に、何も無かったように抜くとこう(相手は手を放さず崩される)
力は抜いて、重心移動だけで。
水の入ったペットボトルを取る時に、パッとは取らないじゃないですか。
こう普通に取りますよね。
日常のスピードって重要なんですよ。
まだまだ質問はあったかもしれませんが、時間の関係でm(__)m
プレゼントタイム!
中先生、井上先生からサイン入り書籍を各1名様に。
決定方法は、先生方 VS ご来場の皆さんでジャンケン!
おめでとうございました!
最後に、先生方から。
中先生
DVDをご覧いただいて、技だけでなく、膨大な体系の中に色々な教えも入っていますし。
日本人の心だとか伝統、文化が全て凝縮されているような、素晴らしいものですので。
私は空手なんですが、少林寺拳法の素晴らしさを私も世界中に広めていきたいと思っておりますので。
またこういうビデオが出来ますように、皆さん、ご協力のほどよろしくお願いいたします!
井上先生
私、中先生の人柄っていうか・・・。
実は今回、撮影の時に、仕事の関係で10分、15分遅れて来られたんですね。
その時もですね、川島に対しても私に対しても凄い丁寧にお詫び・・・、当然かもしれないんですけど凄いんですね!
かえって私、中先生に一本取られたという感じでですね!
中先生がどこに行っても受け入れられるというのは、中先生の人柄。
その裏には、しっかりとした技術、自信があると思うんですね。
自信と謙虚が一体化になってる人というのは、本当に私、凄いなと思ってますんで。
私、今、サインには「真」っていう字を書くんですね。
真の武道家であり、真の技術を持つっていうことで、私「真」って言葉大好きで。
それは、中先生とお会いして、そういう発想になったということで。
ぜひ、皆さんも一人の武道家として目標とされたらいいんじゃないかなと思います。
西監督
最後になりますけれど、「黒帯ワールド」が始まってから5年になりますけど。
今、映画のDVDですら売れない時代に、高いDVDを買っていただいて、本当にありがとうございます!
ただ、このDVDは一生モノの財産・・・僕、中先生にも言ってるんですが、
もし地球が滅んで、このDVDが宇宙に漂って、それを見つけた宇宙人が見てもビックリする。
そういう価値のある作品を作りたいと思ってます。
あと、もうひとつ、流派を超えて二人の先生が仲良くされている姿。
僕、毎回言ってますけど
「Everyone is a HERO in "kuro-obi world"!」
「黒帯ワールド」では誰もがヒーロー!勿論、あなたも!・・・ってことです。
私、本当にそう思ってるんですよ。
ナントカ流のナントカ先生が凄いというのは、全く思ってません。
全員にドラマがあって、中先生や井上先生も皆さん方のように、凄い先生に憧れた時がある。
初めて白帯を締めた時もある、と思っているので。
「黒帯ワールド」が世界中に広がって、皆が認め合って広がっていけばいいなと思っていますので。
ぜひ、今後とも「黒帯ワールド」、そして、空手、少林寺拳法の素晴らしさを一緒になって広めていければいいなと思っていますので、よろしくお願いいたします!
盛会のうちに第1部終了。
コロナウイルス対策で集合者写真撮影が出来なかった代わりに、お一人ずつに中先生、井上先生の直筆サイン入り色紙をプレゼント!
皆さん、ご来場、誠にありがとうございました!
(第二部は、コチラから!)
写真:大島りんご、タカ石橋
(記:「kuro-obi world」 タカ石橋)
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